図をきちんと書き、順序立てて考えるということがかなり大事だ
はじめまして。
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース1年の郡山太志です。
えー、いつもはふざけている私ですが外部の人も御覧になるということで
かなりまじめに書いていきたいと思います。
今日のネットワーク研究会には、外部の方々が遠いところから、
我らネットワーク研究会に見学に来て下さいました。
1年の私達には外部の方が見学に来るのは初めてで
少し緊張しながらのトラブルシューティングでした。
では、まず今日のお題につきまして流れを軽く説明させて頂きます。
1)先輩方から写真の通りの課題を出していただき、トポロジ図を元にネットワークを構築していきます。
2)構築が完了したチームから、先輩方がどこかにトラブルを仕掛けます。
3)トラブルを見つけ、報告、修復し完了。
以上のような流れで作業をしていきます。
という訳でまずは課題は写真の通りです。
RIPでの設定ですね。
まず、3台のルーターを準備してそれぞれに、IPアドレス、サブネットマスク、RIPの設定をしていきます。
RAにはループバックアドレスも設定します。
この辺りまでは1年生の私達にもお安御用?くらいまでは4月から成長しましたw
もちろん各ルータからpingも送信できてつながることを確認できました。
ここで先輩方の登場でトラブルを仕掛けられていきます。
この時点ではトラブルは何かはわからないですが、
写真の通りRA-RB間の接続を切断するとどうなるか?との課題です。
本来ならばRA-RB間の接続が切断されてもRBからRC、RAを経由してlo0までpingを送ることができます。
しかし、・・・pingが返って来ません!
まず、トラブルシューティングの基本として物理層、
つまり機器、ケーブル諸々から何かおかしいところは無いかと探していきます。
これに関しては、何も問題なし!
次は、各ルータの設定がトラブルを仕掛けられる前と比較しおかしいところは無いかと探していきます。
ここで私達のチームは各ルータに次の設定をされているのを見つけました。
<<RA>>
①RAのFE0に”passive-interface”の設定がされている。
<<RB>>
①RBのe0に”passive-interface”の設定がされている。
<<RC>>
①RCのFE1に”passive-interface”の設定がされている。
以上の事から各ルータでうまくルーティング情報を交換できていないのではないかと考えました。
しかし、3つのチームに分けられた中で私たちは最弱チームで詰まってしまいました。
悩んでいると先輩が、”debug ip icmp”をしてみるといいよとの言葉をいただき早速やってみました。
<<debug ip icmpとは>>
ルータ間で送受信されるicmpに関する動作を表示するというものです。
icmpとは何かということになります。
icmpはプロトコルの一つで、TCP/IPで接続されたコンピュータやネットワーク機器間で、
互いの状態を確認するために使用される。
pingにて使われるプロトコルです。
“debug ip icmp”での状態を見てみると、なんと、RBからRAまでpingは送信できていました。
しかし返って来ていません。
ここで、思い出したのが各ルータでの”passive-interface”の設定です。
“passive-interface”はルーティング情報を流すのを止めます。
解決方法はpassive-interfaceを解除すればいいのですが、
“なぜ”pingの送信ができるのに帰ってこないかということが一番重要な点です。
こうだからこうじゃないか?などチームでかなり悩みながらも答えを導き出せました!
導きだした答えはこうです。
RAのルーティングテーブルにRBの情報が無いので、送信はできても返信先がわからなく返信できない。
送信がなぜできるかというと、直接RAへのアドレスを指定してpingを送っているからです。
RAが”passive-interface”を設定してるためRBのIPアドレス情報を持つことができない。
RA-RB間が切断されたことにより、RBのIPアドレス情報がRAのルーティンテーブルから削除される。
本来ならば、RA-RB間が切断されようともRIPでの設定の為各ルータにIPアドレス情報が共有される。
以上のことからpingの送信はできても返信が来なかった。
今回の課題は仕掛けられたトラブル自体は難しくはないものですが、頭を捻らないと解けない問題でした。
実感したことは、やはり図をきちんと書き、順序立てて考えるということがかなり大事だということでした。
今週も難題を出される予定?ですが、頑張っていきたいと思います!
また、見学に来ていただき誠にありがとうございました。
外部の方々と近い距離でお話させていただくというのは1年生の私達にはかなり新鮮な体験でした。
また、見学に来ていただけたらと思っています!
ということで、郡山でお送りさせて頂きました☆
Welcome to Network Research Union
Hi,everyone. My name is Ozaki and I’m a freshman of this club….と
楽しく愉快な感じでブログを書くつもりだったのですが
今回の課題は私的に難しかったので
この辺で落ち着いて書こうと思いますw
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース1年の尾崎です。
今回は私を含め一年生10人で、3つのチームに別れ、今回の課題に挑戦しました。
後ほど、帝塚山大学から2人の優秀な学生さん達が我がクラブに来てくれました。

1人を除いてみんな真剣に頑張ってますねーw
ではさっそく今回の課題に入っていきます。
今回の課題は下の写真の通りです。↓↓

まず最初お題・・・
mission(1):PCからRBに遠隔操作を出来るようにしなさい。
今回は1年生にとって初めてノートパソコンを使っての課題だったので
順調にいくか初めは心配でしたが皆で力を合わして頑張りました。
まずパソコンの設定はインターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティで
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを設定。
そしてRBにTelnetで設定します。
※Telnet・・・インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークに
おいてネットワークにつながれたコンピュータを遠隔操作するための標準方式。
また、そのために使用されるプロトコル。
そうするとなんとパソコンからRBの遠隔操作が可能に!(まるでFBIの気分w)
これでまずはミッション(1)をComplete!
mission(2):PCとRAの間にRIPの影響で余計なTraficが流れている。それを解決せよ。
今回はディスタンスベクタ型のプロトコルなので
ルーティングテーブルの情報がすべて流れていることがわかりました。
それにアップデートの送信間隔が30秒ごとに流れているためそれを止めなければなりません。
※ディスタンスベクタ型・・・距離(Distance)と方向(Vector)によりベストパスを決定する方式。
ルータはルーティングテーブルをルート情報として他のルータに渡すことにより、
ルーティングテーブルを生成する。比較的古いタイプ。
そこで活躍するコマンド「passive-interface」を使い制御することが出来ます。
これで2つ目のミッション(2)をComplete!
mission(3):RAとRBの間にシリアルケーブルも繋げる。
そして初めから繋げていたクロスケーブルが万が一外れた時に
シリアルケーブルで動かす(Backupする)ことが出来るか。
この問題が今日の最大の難関でした!
そしてこのクラブの先輩からヒントを頂き
「フローティングスタティックルート」っという言葉が出てきました。
フローティングスタティックルートとは
リモートネットワークへのスタティックルートが最も優先されますが
スタティックルートのアドミニストレーティブディスタンス値を変更し、
この優先順位を変更することができます。
そのためにはシリアルリンクの方ルートのアドミニストレーティブディスタンス値を上げなければなりません。
イーサネットリンクはRIPでアドミニストレーティブディスタンス値が120なので、
シリアルリンクのルートのアドミニストレーティブディスタンス値を120より大きい値にする必要があります。
アドミニストレーティブディスタンス値を変える方法としてフローティングスタティックルートを使用します。
そのコマンドがこちら(フローティングスタティックルートの設定)↓
RA(config)#ip route 10.0.0.0 255.255.255.0 192.168.1.2 150
ip route RAから見えないアドレス サブネットマスク
直接接続している相手のインターフェイスアドミニストレーティブディスタンス値(今回は150に設定)
RB(config)#ip route 172.17.0.0 255.255.255.0 192.168.1.1 150
ip route RBから見えないアドレス サブネットマスク
直接接続している相手のインターフェイスアドミニストレーティブディスタンス値(今回は150に設定)
以上の結果、RAとRBに間に障害が起きてもシリアルで対応することが出来ると判明しました。
今回の課題は私にとっていつもより難しく感じましたが、
チームのみんなと一緒に取り組むことで必死に頑張ることができ、やりがいを感じました。
これからのこのネットワーク研究会で授業で習ったことを活かし皆一つになって頑張って行きたい思います。
PS:帝塚山大学の学生さん達、忙しい中来ていただき誠にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。
See you next time!!
ネト件1年生軍団 奮闘記
みなさんはじめまして。
ECCコンピュータ専門学校ITカレッジネットワークエンジニアコース1年の内木場です。
ネットワーク研究会には最近入ったばかりですが、
今回も1人の欠席はあったものの1年生11人、はりきって参加させて頂きました。
今回は(1チームだけ3人組になりましたが)4人1組の3チームを作って作業をしました。
最初のお題は以下の図の通りでした。

このお題を見たとき「前回と同じような内容だから余裕で出来る!」と思ってた時間が僕にもありました…
(前回についてはコチラを参照下さい)
いざやってみると
「RBとパソコンが繋がらないぞ!」
「コンソールケーブル早く変えて来い!」
「ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ」
「RAからloにpingが通らないんだが…」
「不連続のサブネットだからちゃんとrouter ripでネットワークアドレス入力したか?」
「m(_ _)m」
などの問題が発生しました。
(不連続のサブネットに関しては前々回の記事をご参照下さい)
僕の不手際でチームのメンバーに迷惑をかけつつ(チームのメンバーの人達申し訳ございませんでした)、
どうにかこうにかpingが通ったところで2つ目のお題です。
先輩たちがpingが通らないように色々な設定してくれたので、それを正常な状態に戻すというものでした。
というわけで、みんなで席に戻って『show run』コマンドでルータの情報を出し、各ルータを見比べました。
チームのみんなで「あーでもない、こーでもない」と意見を出し合いながら見つけた症状がこちら
・RAのIPアドレスが192.168.1.1に変更されている
・シリアルケーブルのDCE側RBで設定したクロックレートが削除されている
・RCだけカプセル化(encapsulation ppp)が設定されている
の3つでした。
あとは説明役の人が先輩に症状と解決法を説明。
許可を頂いてルータを元に戻せば設定は完了!
前回に比べれば今回は早く終わったな~っと安心していたら、まさかの3つ目のお題が!
先ほどと同じく先輩たちにトラブルを仕込んでいただきました。
今度のトラブルはRBですぐに見つかったのですが、そこには
timer basic~~~~
の謎の文字が……( ゜д゜ )ナンダヨコレ
わからなければ、調べればいいじゃない。というわけで調べた結果
timers basic updateタイマー invalidタイマー holddownタイマー flushタイマー
update…経路情報(RIPアップデート)を通知する間隔
invalid…RIPアップデートが来なくなったときに,その経路情報を無効と判断するまでの時間
holddown…無効と判断した経路情報を保持する時間
flush…RIPアップデートが来なくなったときに,その経路情報をルーティング・テーブルから削除するまでの時間
はい、意味がわかりませんね。
みんなでヒィヒィ言いながら意見を出し合いました。

しかし、僕を含めちゃんと理解していない人がちらほらと……
ということで以下は先生の解説です。
<例>
updateタイマーがデフォルト(30秒)のままでflushタイマーが20秒の場合
flushタイマーによりルート情報が20秒で消えてしまう。
そのためルート情報が送信されるまでの間ルート情報がルーティングテーブルにない状態ができてしまう。
以上のようのことから、インタフェースがup/downしてしまう。
図にしてみると
こんな感じです。
flushの点線の部分がルート情報がルーティングテーブルにない状態を表しています。
20秒はルーティングテーブルが存在するが10秒だけ存在しない時間が生まれるということです。
つまり正常な状態にするにはflushタイマーをupdateタイマー以上の時間で設定しなければならないといことです。
お題自体は先輩の助けを借りて何とか時間はかかったものの3チームとも無事に問題解決できました!
先輩たちにはいつも色々な手助けや問題を作っていただいて本当にありがとうございます!
次回もネットワーク研究会1年生軍団は頭を抱えながらも頑張りたいと思います!
ECCコン専ネットワーク研究会 1年生軍団です
皆様はじめまして!
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース1年の岩口です。
ネットワーク研究会(通称ネト研)1年生軍団のクラブ活動を紹介していきます。
ECCコン専のネットワーク科1年生が先週から参加させて頂いているネットワーク研究会ですが、
今週も張り切って参加させていただきました!今回の1年生軍団は前回より1名増えて総勢12人!
前回は、RIPで構築した、直列5つのルータ間に不連続サブネットを挟んでいた場合、
RIPに含まれる経路情報を集約し、結果、端から端までのネットワークが繋がらない状況となる問題でした。
(詳しくは先週の記事をご参照下さい)
今回のお題は2つ。
1つ目は便利なコマンド show interface インターフェース名
このコマンドはネットワークインターフェースの状況を確認できるコマンドで、
インターフェースが物理的に繋がらないのか、データ的繋がらないのか、等の情報を提供してくれます。

2つ目は、以下のトポロジから、ネットワークの構築せよ、という問題です。
人数が多いので、1年生の12人を4人3班に別けて、どの班が最初に構築できるかの競争です!
(先週に引き続き、先輩方には楽しい問題をありがとうございます!)

さて、今回の問題、勉強不足な私は、このトポロジを見せていただいた時、???でした。
(実は先週を踏まえ、RIPの事ばかり勉強していたので・・・)
初めはネットワークのサブネット化であるCIDRかな?と考えたのですが、CIDRでは無理そう・・・。
ヒントを頂くと、同じサブネットでもCIDRではなく、VSLMを使用する、という事。
な~~るほど、VLSMなら行けそうです。
確認も踏まえて
VLSM(Variable Length Subnet Masking:可変長サブネットマスク)とは、1つのメジャーネットワークを
複数のサブネットマスクを利用して分割する手法です。
今回の問題で当てはめますと、1つのメジャーネットワークはクラスCの
192.168.1.0/24となります。
このメジャーネットワークのホスト部から1ビットを借りてサブネットを作成した場合、
サブネットマスクはホスト部から1bit(ホスト部の8bit目)借りてますから、
/24から/25に、
ネットワークアドレスは、ホスト部から借りた1bitが0の時と1の時の2パターンに分けれますから
①192.168.1.0/25 と ②192.168.1.128/25
この2つのネットワークアドレスを作成することができます。
ここで、トポロジのRouterAは120台のクライアントを持ちますから、
192.168.1.0/25のネットワークを当てるとしっかり収まります。
(ホスト部7bitの総パターン数は2の7乗で128 ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除き、
クライアントに割り当てられるアドレス数は126個。さらにルータに割り当てるアドレスを引くと 125個)
次に②の192.168.1.128/25のネットワークで、更にホスト部から1bit借りて
③192.168.1.128/26
④192.168.1.192/26
に分割。これを繰り返してサブネットを作成していきます。
みんなで、「あーでもない、こーでもない」と考えながら作業をするのは楽しいものです。

最終的には、
RouterA インターフェースlo0 には192.168.1.0/25
RouterB インターフェースlo0 には192.168.1.128/26
RouterC インターフェースlo0 には192.168.1.192/27
残りの
RouterA – RouterB間、RouterB – RouterC間、RouterC – RouterA間には、
192.168.1.224/30、192.168.1.228/30 192.168.1.232/30
(注:Router間のサブネットが/27から/28ではなく/30になっているのは
ルータ間は2つのIPがあれば接続することができるためです)
を割り当てた後、RIPv2を設定して
pingコマンドでそれぞれの接続を確認、show ip routeコマンドでルーティングテーブルを確認して・・・
キタ━━━ヽ(ヽ(゜ヽ(゜∀ヽ(゜∀゜ヽ(゜∀゜)ノ゜∀゜)ノ∀゜)ノ゜)ノ)ノ━━━!!!!
ところどころ、先輩に助けていただきながら、なんとか設定完了です!
ネットワーク研究会1年生軍団の奮闘記はまだまだ続きます!
それでは、次回をお楽しみに!
マルチエリアOSPF
こんにちは。
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース2年の土屋です。
今週のネットワーク研究会では1年生と2年生で分かれて、それぞれに用意された課題に挑戦しました。
ここでは2年生用の課題について書いていきたいと思います。
トポロジを見たらいくつか問題が発生することが予想できますが、まずはこの通りにネットワークを構築します。
設定完了後、要件にあるエリア0内での認証の設定を行います。
OSPFの認証はパスワードをクリアテキストで送る方法とメッセージダイジェストで送る方法があります。
今回は暗号化という要件がありますので、メッセージダイジェストで送る方法を使用しました。
Router(config-if)#ip ospf message-digest-key <キーID> md5 <パスワード>
Router(config-router)#area <エリア番号> authentication message-digest
次にエリア2がバックボーンエリアに接続されていないため、
ルーティング情報のやりとりができない問題を解決します。
R_CとR_Dにバーチャルリンクを設定すれば良いのですが、このまま設定してもうまくいきません。
原因はルータIDの重複です。ルータIDとは、OSPFルータを一意に識別するための識別番号ですので、
OSPFによってダイナミックルーティングを行うには必ず一意なルータIDが必要となります。
よってまずは重複しているルータのルータIDを変更します。
Router(config-router)#router-id <ID>
ルータIDはOSPFプロセス起動時に決定されるので、
途中で変更する場合には再起動かOSPFプロセスのリセットを行う必要があります。
Router#clear ip ospf process
ルータIDの変更を確認後、バーチャルリンクの設定をします。
これでエリア1を通じて、エリア2を仮想的にバックボーンエリアにリンクさせることができます。
Router(config-router)#area {トランジットエリア} virtual-link {リンクを張る相手のrouter-id}
続いてエリア0のDRに負荷がかかっているので、R_AをDRに変更します。
DRの選出ルールは以下の通りです。
1.Priorityの大きい順にDR、BDRに選出
2.Priorityが同じ場合、ルータIDの大きい順に選出
今回はPriorityの変更はしていませんので、デフォルトの値である1が設定されています。
つまりルール2が適用され、ルータID順に選出が行われました。
エリア0でルータIDが一番大きいのはR_Cの3.3.3.3ですので、R_CがDRになります。
DRはDROTHERと比べ負荷がかかります。
また、R_Cはエリア0とエリア1のABRでもあります。
ABRは各エリアを接続するため、各エリアごとのトポロジテーブルやルーティングテーブルを持つことになり、
内部ルータと比べ負荷がかかります。
以上の事からR_Cに負荷がかかってしまうので、DRをR_Aに変更します。
まずはR_Cのエリア0側のインタフェースでプライオリティを0にします。
プライオリティ0のルータはDR/BDRになることはありません。
そしてR_Aのプライオリティを1より大きい値に設定します。
Router(config-if)#ip ospf priority <プライオリティ>
これで設定は完了なのですが、DRの変更が行われません。
OSPFネットワークにとって、DR/BDRが頻繁に変更されることは安定性を考えると望ましいことではありません。
ですから、なるべくDR/BDRの変更が起こらないようにするために、
いったんDR/BDRが選出されると、その後でプライオリティが大きいルータがネットワークに追加されても、
DR/BDRの変更はされません。
今回はOSPFプロセスをリセットするコマンドを使用して変更しましたが、
本来は構築する前にルータIDやルータの起動順を考えておく必要があります。
Router#clear ip ospf process
最後に「192.168.10.0」のルート情報を流さないようにする設定を行います。
これはルートフィルタリングを行うことで情報を止めることができます。
まず、標準アクセスリストを作成します。
Router(config)#access-list <ACL番号> <permit | deny> <source-address> <wildcard>
これをインタフェースに適用してルートフィルタリングを行います。
Router(config-router)#distoribute-list <ACL> <in | out> <インタフェース>
ここで注意しなくてはいけないことがあります。
OSPFでのルートフィルタリングには以下の制限があります。
・インタフェースを対象としたout方向は機能しない
・in方向はルーティングテーブルにルートを登録するときに機能する
OSPFはリンクステート型なので、インタフェースから送受信される情報は、
単純なネットワークアドレスやサブネットマスクの情報ではありません。
上のディストリビューションリストはpermit/denyするネットワークアドレスや
サブネットを特定してフィルタをかけます。そのため、ネットワークアドレスや
サブネットマスクが含まれているとは限らないLSAをフィルタすることはできないということです。
受信したLSAはLSDBに格納してSPFアルゴリズムでルーティングテーブルに登録します。
このときはネットワークアドレスとサブネットマスクの形になっているので、
ディストリビューションリストでのフィルタが可能になります。
この制限があるので、R_Eのout方向に設定してもうまくいきませんでした。
R_Dのin方向に設定することで、「192.168.10.0」のネットワークが
ルーティングテーブルに登録されることを拒否できます。
以上で今週の課題は終了です。
今回の内容はCCNPの範囲が多く含まれており、
いろいろ調べながら設定することが多かったので勉強になりました。
次回もがんばりましょう!!
賑やかになりました。
こんにちは。
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース2年の土屋です。
今まで少数精鋭でがんばってきたネットワーク研究会ですが
今回勉強熱心な1年生が11名も来てくれました。
簡単な自己紹介をしてから、1年生にはさっそくルータ5台を使ったネットワークを構築してもらいました。
チーム内でいろいろと相談しながら進めていて、とても良かったと思います。

次に構築したネットワークは不連続サブネットになっていたので、その説明を行いました。
・不連続サブネットとは、異なるメジャー・ネットワークが間に挟まっているネットワークのことです。
・メジャー・ネットワークというのは、クラスに従ったネットワークで、
IPアドレスがクラスAならサブネット・マスクは/8、クラスBなら/16、クラスCなら/24になります。
・RIPでは、通知しようとしている経路情報のメジャー・ネットワークと、
その経路情報を送り出す先のサブネットのメジャー・ネットワークが異なるときには、その経路情報はクラスに集約して通知します。
今回は解決方法としてRIPバージョン2を使い、RIPの自動集約をオフに設定しました。
*Router(config-router)#no auto-summary
続いて先程のネットワークに2年生がトラブルを仕込みます。
時間内に解決できるか心配しましたが、2チームとも見事解決してくれました。
Network Skills Competition 優勝!!
こんにちは。久しぶりの投稿となります。
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース2年の土屋です。
2011年9月3日(土)、私たちネットワーク研究会が目標としてきた
「Network Skills Competition 2011 Summer in KUTC」が関西大学で開催されました。
台風の影響で開催が危ぶまれましたが、
当日会場へ着くと50名を超える参加者が集まっており、
今までにない規模にドキドキワクワクといった状態でした。
それからすぐに開会式が始まり競技説明を受け、各会場に移動して競技を開始しました。

まずは、指示されたサイトにアクセスしなければならないのですが、
これがなかなかうまくいかず、このサイトにアクセスすらできずに時間が過ぎて行きました。
そして謎のリンクフラップにも悩まされ、午前の部は何もできずに終わってしまいました。
私を含めメンバーの中に焦りも見えましたが、そこは陽気な研究会メンバー、
冗談を言い合いながら落ち着きを取り戻します。
また、お昼休憩の時間に解決の糸口を発見することができ、
全員で午後の部での巻き返しを誓いました。

午後の部でやっとサイトへのアクセスが可能になり、
ここから本格的にトラブルシューティングを開始しました。
午後の問題も一筋縄ではいかず、顧客の方がいるITセンターと競技会場を何回も往復しながら、
1つずつ解決していきました。
そして、あっという間に時間は過ぎ、競技終了。
あと少し時間があれば・・・という思いもありましたが、メンバー全員でできることは全てやりました。

前回よりは良い結果を残したいと願いつつ参加した表彰式、
気になる結果は・・・上に書いてしまいましたが、最優秀賞を頂くことができました!!

約一年間、みんなで夜まで残って勉強してきた努力が報われたようで、とても嬉しかったです。
なにより賞品としてiPad2を頂けたのが一番嬉しかったです(笑)
顧問の内山先生、NSC運営委員会の方々、本当にありがとうございました。
NSC当日の詳しい様子はたまちゃんの「中崎町の専門学校」ブログに載っていますので、是非ご覧ください。
見慣れた問題が出てきても気を抜いてはいけません
こんにちは。
ECCコンピュータ専門学校ネットワーク開発研究コース2年の谷垣です。
テスト期間も終わり、ネト研(ネットワーク研究会)のメンバーは追試などもなく
無事に夏休みを迎えられそうです。
今回のネト研の内容は前回に引き続き、
内山先生に用意して頂いた問題の残りを解いていくといったものでした。
今回の問題
(1)前回構成したネットワークにバックアップルートを設定する。
解.【ip route 宛先ネットワーク サブネットマスク ネクストホップアドレス AD値】で
他のルーティングプロトコルよりAD値を高くしてバックアップルートにする。
今回はルーティングプロトコルがEIGRPなのでメトリックを変えることで
バックアップルートにすることもできました。
(2)ルーティングプロトコルをEIGRPからRIPに変え、
パケットの動きがEIGRPの時と同じ動作になるように設定する。
解.ルーティングプロトコルをRIPに変えるときに
上記の問題のスタティックルートのAD値をRIPのAD値より高くしていれば問題ないのですが、
上記の問題でEIGRPのAD値の1つ上の91で設定していたので一週間空いたこともあり、
その事に気付かずにトラブルを発見するのが遅れました。
(3)LANを構成するルータが故障したと仮定して、代わりにスイッチを使用してネットワークを構成する。
解.スイッチを使用して別のサブネットに属するホストと通信を確立するには
サブネットごとにVLANを設定して、ルータにサブインターフェースで
ip addressとカプセル化の種類と対応するvlanを設定する必要があります。
以上、3つが今回のネト研で取り組んだ問題になります。
このような問題は数をこなしてきたので、スムーズに答えが出る場面もあるのですが
逆に慣れてしまって違うところに設定してしまったり、トポロジを見誤ったり、
前の設定を消すのを忘れていてうまくpingが通らなかったりする場面も見られました。
今後、見慣れた問題が出てきた場合は冷静に解答を考えるとともに
設定時にも決して気を抜いてはいけないということを学びました。
次回のネト研では互いに問題を考えてきて出題し合うといった形式に戻して活動する予定です。
Network Skills Competition 2011まで時間もあまりありません。
それぞれが充実した夏休みを過ごして
色々な方面で満足することのできる休暇になるように努力しましょう。
もうすぐ夏休み
こんにちは。ようやくテスト期間が終わりました。
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコース2年の土屋です。
今週のネットワーク研究会では、
興安計装株式会社の西原様に勉強会の様子を御覧頂きました。
お越し頂きありがとうございました。
内容は前回に引き続き、内山先生に出題していただいた問題を
チームごとにトラブルシュートしました。
今回の問題は、パケットがどのような動きをしているかを把握し
どのルータの設定を変更するか見極めるのがポイントでした。
トラブルシューティングを開始して早い段階で、「NAT」や「集約」といった
解決へと繋がるキーワードを思いつくことができたのですが、
それらを設定する場所が間違っていたため時間がかかってしまいました。
1つのコマンドでもどこに設定するかで
ネットワークに及ぼす影響もまったく違うため、
よく考えて慎重に設定しなければならないということをあらためて感じました。
また今回は各チームで、今年から参加しているネットワーク研究開発コースのメンバーから
鋭い意見が出されていました。
資格の取得率も上がってきており、徐々に勉強会の成果が出ているのではないかと思います。
9月3日に開催されるNetwork Skills Competitionですが、
15チーム以上のエントリーがあり激戦が予想されます。
気を抜かずに勉強もしつつ、充実した夏休みを過ごしましょう!
NSC形式での練習!
こんにちは。
ECCコンピュータ専門学校ネットワークエンジニアコースの沖田です。
7月12日の研究会は、
Aチーム(土屋、谷垣、行村、山下)と
Bチーム(横田、沖田、河合、薮内)の
2チームに別れてNSC形式でトラブルシューティングを行いました。
そして、今回の問題は内山先生に出題してもらいます。
まず始めにトポロジを渡され、指定された条件の下設定を行っていきます。
<設定条件>
・ルータR_B、R_Cはシリアルポートが設置されている
・RIP version1
・R_B~R_Cは後で接続
・R_C、R_Dのlo0には該当する適当なIPアドレスを設定する
・CIOへの説明は、持ち回りで行う
■今回の問題
【問題1】
R_CのLAN(172.16.10.0/24)からR_Aのlo0(155.10.1.1)へ繋がらない。
原因を突き止めトラブルを解決せよ。
【問題2】
R_B,R_Cをシリアルケーブルで接続。帯域幅は512Kbpsとする。
【問題3】
R_CのLANからR_Aの155.10.1.1への接続が遅くなった。
原因を突き止めトラブルを解決せよ。
*プロトコルの変更は不可
【問題4】
R_CからR_A(155.10.1.1)への経路を負荷分散せよ(但し、2つのルートを使用せよ)。
【問題5】
R_CにLANを作成せよ。
<設定条件>
・ネットワークアドレス192.168.10.0/24
・入試課・教務課が存在し、別セグメントに設置する。セグメント間の通信ができ、
また155.10.1.1への通信もできる。
・各課のホスト数は10とする。
・L2スイッチ、PCは支給したる。
解決するトラブルは問題1,3,4ですね。

↑CIO役の先生にトラブルの原因と解決方法を説明中
問題1はpingの「エコー要求」はR_Aに届いていますが、
「エコー応答」がR_Cに帰ってきません。
RIPversion1で経路が自動集約されているためルートが正しく学習されず、
エコー応答はR_Dのlo0に返されているためです。
解決方法はRIP version2に変更して解決しました。
問題3はR_BとR_Cをシリアルケーブルで接続したため、
R_CからR_Aのルートはホップ数が少ないR_B経由のルートが学習されます。
その結果として回線速度が遅いルートを選ばれてしまったのが原因ですね。
解決方法として、スタティックルートを使用しR_A(155.10.1.1)へのルートを
R_D→R_B→R_Aとなるよう設定します。
問題4の解決方法として、R_CからR_Aへは2つの経路情報を持っているので、
この経路を使い負荷を分散させます。
しかし、このトポロジで負荷を分散させるにはプロトコルを変えねばなりません。
RIPは等コストロードバランシングに対応していますが、
学習している2つの経路のコスト(ホップ数)が等しくないため等
コストロードバランシングを使用することはできません。
この異なるコストを持つ経路でロードバランシングを行うにはプロトコルをEIGRPに変更し、
不等コストロードバランシングを使用します。
こうすることで異なるコストを持つ経路で負荷を分散させることができます。
以上が前回のネットワーク研究会の活動内容です。
次回も同じ形式でトラブルシューティングを行います。
















